Nerima Radish Brothers

練馬大根ブラザーズ」は凄いという事を書きたいが、
まともに書こうとすると、はてなダイアリーの禁止事項に引っかかる。
でも、書かないわけにはいかない。


ちなみに、公式サイトはここ。
http://www.ndbrothers.com/
監督は「アフロの方のナベシン」ことワタナベシンイチ
はれときどきぶた」「エクセル・サーガ」など、ナンセンスギャグを得意とする奇才。
自分的にはこの分野では、大地丙太郎桜井弘明の次ぐらいに評価している。
良くも悪くも「普通の作品」は作らない人だ。


で、何がどう凄いかと言うと、まずジャンルがあり得ない。
週1で30分のミュージカル番組を作りながら放送するなんて、正気の沙汰とは思えない。
1クールだとしても、全部で5時間超のミュージカル作品という事になる。


とりあえず1話は、3人がバンドを組んでデビューを目指すという話(なのか?)。
問題になるのは歌だが、なんと松崎しげるが声優として主演し、
所狭しとパワフルかつソウルフルに歌いまくる(もちろん全てが新曲だ)。
演技面も、テンションの高さがナベシン作品にピッタリで全く問題無かった。
他の2人も、森久保祥太郎松本彩乃と、歌の上手い声優がしっかりついていっている。
練馬大根ブラザーズが歌うOPテーマの作曲が石井竜也というのも驚き。


そして、ここからが問題。
第1話のサブタイトルは「俺の練馬大根をおさわりください」となっている。
(これはR指定作品ではない)
バンドの一人(森久保)がホストという設定で、彼の練馬大根を客(男)がおろして、
「わぁい」という描写がある(ここでドン引きする視聴者が続出したと思う)。
その客は芸能プロダクションの社長で、オーディションでは再び「わぁい」とやり、
更に、声:松崎しげるが「俺の練馬大根をおさわりください」とやるのだ。
この社長は実は詐欺師で、3人がやっつけるわけだが、
オチの後ろの方で、社長は騙された連中(人外)に回されている。


放送コードギリギリアウトである。
ここまでやられたらもう応援するしかない。
ナベシンは「エクセル・サーガ」で、当時悪名高かった「テレ東規制」に阻まれ、
まともに表現できないと嘆いていた(OVAで思いっきり憂さを晴らしていた)ぐらいで、
そのリベンジというのもあるだろう。
それにしてもやりすぎだ。もっとやれ。