Human Rights

鳥取県人権侵害救済推進及び手続に関する条例↓に賛否が巻き起こり、
http://www.pref.tottori.jp/jinken/jourei.html
鳥取に対するネガティブキャンペーンで県の掲示板が閉鎖に追い込まれたそうだ。
最初はマル暴とかVIPPERとかネット右翼とかの妨害工作かとか思っていたが、
日弁連や各マスコミも批判的なコメントを残している。

今の裁判制度では弱い立場の人には不利だから救済しようという条例で、
目的自体は素晴らしいと思う。
しかし、あまりにも強力過ぎて、濫用されると逆に人権侵害になってしまうという代物。
審査機関の客観性・公平性・透明性などが完璧であればいいのだが、現実的ではない。
（完璧にしようとしたのが裁判制度だから、他の制度で補完するというのにも無理がある）
魔女狩り・赤狩りに近いものになってしまいかねないという事で、
自民党も同じような法案を作っていたが、国会に上げられなかったという経緯がある。

この世から差別と偏見を無くす。
それは究極の理想で、およそ人間の全ての活動はそこに向かっていなければならない。
「なければならない」というのは、実際はそうなってないという事だ。
社会には差別が存在する事で成り立っている部分もかなりある。
理想は理想として、現実にはもの凄く地道な所から、もの凄く時間をかけて、
まあ、21世紀中に実現すればいいな、ぐらいの取り組み方でいいんじゃないだろうか。