Sense of Responsibility

姉歯建築設計事務所がビルの耐震強度を偽っていた問題が建築業界を揺るがしている。
自分の親戚にも設計事務所開いてる人がいるが、今説明とかに追われてるんじゃないか。
真面目にやってる人までとばっちりを食う。


まだ調査中ではあるが、人命を任されている責任感を欠片も持たない人達が、
何重にも関係して偽造が成立し、ビルやマンションが建ってしまったようだ。
構造計算書のデータを偽造したのは「姉歯建築設計事務所」の姉歯秀次一級建築士
それを通したのは民間の指定確認検査機関「イーホームズ」(藤田東吾代表取締役)。
建築主は開発会社「ヒューザー」(小島進社長)。
審査に当たった長野県や神奈川県平塚市などの自治体も偽造を見逃していた。
構造計算を発注した「森田設計事務所」の森田信秀社長は自殺した。
同じく「木村建設」(木村盛好社長)は倒産した。
そのコンサルタントは「総合経営研究所」(内河健代表取締役所長)。


「大地震が起きてビルが倒壊し、犠牲者が出たらどう責任を取るのか」
という記者の当たり前な質問に開き直る態度がまた悪過ぎる。
バレなきゃいいと思っている様子だ。
業界全体の体質が最悪で、これは氷山の一角だろう。
国土交通相にも監督責任が問われている。
使用禁止・営業停止によって大損害を食らったマンションやホテルが続出しており、
まだまだこの問題は大きくなると思われる。


毎日更新されていた森田設計事務所関係者のブログが25日で止まっているのが痛々しい。