Fiction Junction

南里侑香という歌手がいる。
Fiction Junction YUUKAのボーカル。21歳。
南青山少女歌劇団出身で、現在声楽を専攻している本格派だが、
最初に名前を知ったのはあの「GUNSLINGER GIRL」のヘンリエッタ役としてだったりする。
ちなみに今は、「舞-乙HiME」のナオ役だったりする。


デビュー作「機動戦士ガンダムSEED」挿入歌の「暁の車」は実売で20万枚以上も売り上げ、
放送から2年以上、発売から1年以上経った今でもランクインしてるという、
驚異的なロングヒットとなり、その後リリースしたシングルも大ヒットを記録しているが、
メディア露出が極端に偏っているために、おそらく世間的にはまだ無名のはず。


だいたい売れるものには売れるなりの原因があって、
特にPOPSはメディア露出に比例する場合がほとんどだが、
これはなぜこんなに売れてるのか分からない。
皆が首をかしげている状態。
曲が良いというのは分かるが、それだけで売れるものだろうか?
新作でファン層を拡大してその勢いで旧作が買われたというわけでもなく、
毎週コンスタントに何百枚か買われ続けている様子だ。
買う人の心理が分からない。


まあ、売れるのは良い事なのでいいとして、特筆すべきはそのキャラクター。
歌声は儚くも凛とした、輪郭のはっきりした美声。
しかし喋ると別人。
ひどくアニメ声で、ほげほげしてると言うかぽわぽわしてると言うか、いわゆるアホの子。
二重人格かと思うほど。
キャラを作ってるという気配も無い。
歌う時と普段でこんなに違う人は初めて見た。
キャラが立ってて他の人と差別化を図れるという意味では強みだが、
これはいくらなんでも放送コードギリギリだぞ。