Stride

昨日は大相撲の千秋楽でもあったんだけど、
その後すぐ始まったベルリンマラソンも凄かった。
女子は野口みずきが公約通り、日本新記録となる2時間19分12秒で優勝した。
この大会、女子は6年連続で日本人選手が優勝しているというのも凄い。


野口の特長は何と言っても、150cmと小柄ながら歩幅が148cmという、
豪快なストライド走法にある。
オリンピック史上最も過酷なレースとなったアテネで、
歴戦のランナー達が次々と棄権する中を快走し、金メダルに輝いたあの走りである。
体の小さな日本人選手ではピッチ走法が主流だが、
野口は鍛え抜かれた頑強な体でこの走りをものにした。
特に太腿の外側はコブのように発達していて、これが体を安定させている。
ビュンビュン飛び跳ねるように走るから、とにかくカッコイイんだ。


女子では日本最強のマラソンランナーである事を示した野口
次は「後にお預け」と言っていた、ポーラ・ラドクリフの持つ世界記録、
2時間15分25秒に挑むのか。
って言うか、今回も最初からハイペースでスパートをかけられなかったくらいなのに、
あと4分もどうやって縮められるのか。
ラドクリフのは異次元の記録だ」とか言われてたしなあ。