Parody

１話目ではギャグが滑り気味の空回り気味で、
「どうなのこれ？」的な感想しか持たなかった「ぱにぽにだっしゅ！」。
しかし、回を重ねるに連れてテンポが良くなって行き、混沌としてきて、
段々と面白くなってきたようだ。

無駄に豪華なキャスト、無駄に凝ったOP・ED、無駄に可愛いキャラ、
そこに恐れを知らぬパロディネタがこれでもかと入ってくる。
前回だけでも「北斗の拳」や「ストリートファイターIII」のウメハラブロッキング、
今期同じテレ東でやってる「創聖のアクエリオン」に他局の「苺ましまろ」まで、
一時期出版禁止で最近復刊を果たした「ちびくろさんぼ」など、数え上げればキリが無い。
中でも「エアリスにザオラル　しかしMPがたりない！」（伏字有り）には笑った。
確かに、「フェニックスの尾使えよ！」などと思ったもんだ。

この間の選挙の時、当選速報でL字放送になる可能性もあったのだが、
それを逆手にとって、逆L字放送で偽ニュースを流してみたり、
エログロシーンを隠す時に使う、画面を一部暗くしたりモザイクかけたりする効果を、
何でもないシーンでいちいち使ってみたりと、皮肉もたっぷり。

パロディネタと言えば「ケロロ軍曹」も人気だが、
そっちは夕方放送なのに引き換え、こちらは深夜放送なので、
スタッフ・キャストの悪乗りは今後もエスカレートして行きそうだ。