the Real Things

内閣府月例経済報告による2002年2月に始まった今の景気拡大の期間は、
1986年12月から4年3ヶ月続いたバブル景気と並び、戦後2番目の長さに達したそうだ。
http://www.asahi.com/business/update/0414/105.html
この「ミレニアム景気(仮)」を後世の人が何と名付けるのかに興味がある。
世間的には、好景気という実感が湧いたかなと思った時にはもう終わってるので、
バブル崩壊ほどではないと思うけど、ライブドアショックぐらいの事は起こるだろう。


バブル景気の基となったのは「土地神話」で、実質(自然に任せた状態)より、
価値を高く見せかけていたために起こり、総量規制をきっかけとして崩壊した。
皮肉な事に、その時のゼロ金利定率減税などの特例措置を無理矢理続けているために、
今、実質より価値を高く見せかけている。
しかし、次の選挙からは増税を公約にしないといけないと言われるぐらい切羽詰っており、
バブル景気と比較すると、この景気も持ってあと数ヶ月とする見方もある。
少なくとも、団塊世代が一斉に退職する「2007年問題」までは持たないだろう。