Waking Dream

他の人はどうか知らないが、自分の場合偶に面白い夢を見る。
普段は作曲とかできない人だけど、夢の中ではできたりする。
ただし、楽譜が書けないので放っとけばすぐ忘れてしまう。
で、今朝はストーリーを作る夢(夢がストーリーになっているのではない)を見て、
それは文字で残す事ができるので、とりあえず残しておこうと思う。
一言で言うと「イケメン二人が女を取り合う」という少女漫画とかにありがちな話で、
要するに「けんかをやめて〜 二人を止めて〜 私のために争わないで〜」である。
ストーリー自体は平凡と言うか王道展開ながら、設定がなぜかよくできている。


容姿端麗・スポーツ万能・成績優秀・性格温厚な完璧超人な男に好かれた女(主人公)が、
粗野で横暴で成績も悪い男の方を好きになった事でいざこざが起こるわけだが、
普通は完璧超人君の方を好きになるはずなので説得力に欠ける、
と思ったらしく(夢のくせに妙に理屈っぽい)、
「不良君には病気で死んだ彼女がいた」という設定を付け加えた。夢の中で。


不良君の彼女は、自分が死んだ後不良君が二度と人を愛せなくなる事を心配していた。
セカチュー」だったらテープにメッセージを残しておく所だが、これはもっと積極的。
彼女が懇意にしていた子(主人公)と不良君をくっつけようとするのだ。
その甲斐あって主人公は不良君を好きになったという設定だ。


後から考えてみれば本編より設定部分の方がずっと面白そうで、
そっちをメインに話を作ればいいのにと思えるんだが、
どうも夢の中では本編の方が面白いと感じていたようだ。
なぜ少女漫画っぽいストーリーを作ったのかもよく分からんし。
普段なら性別を逆にして話を作るだろう。
夢というのは日常の記憶を整理する時に見るのだと言われているが、
明らかに自分の能力を超えた創造的な夢も見るので、どうもその説は怪しいと思われる。