the Good Old Days

未見の「ローマの休日」がテレビでやっていたので観た。
http://www.roman-holiday.jp/
古典の名作というぐらいの認識だったが、隅から隅まで実に洗練されている事に驚いた。
ちっとも古臭くないどころか、今の映画がいかに陳腐かを思い知らされる。
この半世紀、世の映画人達はいったい何をしていたのかと。
監督のウィリアム・ワイラー、衣装デザインのイーディス・ヘッド、
脚本のダルトントロンボ、主演のオードリー・ヘプバーングレゴリー・ペック
詳しくは知らないけど、今でも最も尊敬される映画人として名を挙げられるようだ。
今も完成度の高い傑作は作られているが、人気を得るのはそういう作品ではない。
ちゃんと名作が人気を得ていた、という「古き良き時代」だったんだな。
AFIが選んだラブストーリーベスト10は全て自分が生まれる前の作品だ。