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NHK杯将棋トーナメント、今日は棋界最新流行の中座飛車を編み出した中座真五段と、
優勝候補筆頭の羽生善治四冠(王位・王座・棋王・王将)の一戦。
先手を持った羽生は自ら相掛かりに誘導し、もちろん中座は中座飛車で応戦。
先手居玉、後手も一路寄っただけの中原囲いという、ほとんど序盤を飛ばして中盤へ、
一歩間違えるとすぐ終盤戦という激しい戦いになった。
日々進化するこの最新戦法では、日頃の研究が物を言う。
本家本元の中座は当然得意戦法として研究しまくっているだろうが、
それに対して羽生が新手で挑んできた。
なんとアグレッシブな。
研究の範囲外だったらしく、中座は時間を使って考えるも、
次第に羽生有利となり、そのまま勝ち切った。
中盤では羽生の方は時間をほとんど使わなかったから、研究の範囲内だった事が分かる。
本家本元をも研究の差で上回る羽生四冠恐るべし。
もしかしたら、この新手で「先手有利」の結論が出て中座飛車が廃れる可能性もある。
ちなみに、「HUNTER×HUNTER 」に出てくる軍儀の少女の話も、
こういうエキサイティングさがポイントだ。
一般の読者にこれが通じてるかどうかは知らないが、将棋等に詳しい人ならよく分かる。


ところで、今日の「雪の女王」は「あしたのジョー」のセルフパロディーか?
なんか二人同時にクロスカウンターとかアッパーカットをかわしたりとか。
名シーンとしてよく見る力石徹戦にそっくりな場面があった。
最後握手をすれ違ったら文句無しという。
別の意味で面白かった。
いや、実際いい話でもあったけど。