Next Crown

ヨーロッパのクラブチームNo.1を決めるUEFAチャンピオンズリーグ
リーガ・エスパニョーラFCバルセロナプレミアリーグアーセナルFCを降し、
14季ぶり2度目のビッグイヤーを手にした。
http://jp.uefa.com/competitions/UCL/FixturesResults/Round=2205/match=1108503/Report=RP.html
サッカー小僧ロナウジーニョを中心とした攻撃のバルサに、
守護神レーマンを中心とした堅守のアーセナルと、好対照の両チーム。


立ち上がりに攻勢をかけるアーセナルの流れを絶ったのは、やはりロナウジーニョのスルーパスだった。
パスを受けたエトーを倒したアーセナルのキーパーがレッドカードで一発退場。
バルサのショータイムになるかと思われたが、アーセナルがセットプレーから先制し、
俄然試合が面白くなった。


ますます攻めるバルサに、ますます守るアーセナル
攻守がガッチリ噛み合った試合展開。
バルサの攻めは多彩でスピードが速い。
シュートの雨霰。
それをアーセナルが防ぐ防ぐ。
もういろいろ人間技じゃない。
ロナウジーニョにマークが集中する中、後半、代わって入ったラーションが2アシストを上げる活躍で逆転。
そのまま試合終了のホイッスルが吹かれた。


クラブチームの世界一というのは、ワールドカップとはまた違う重みがある。
まず、国の移籍というのはしにくいため、国の代表としての誇りを胸に戦う。
対してクラブチームは頻繁に移籍する。
金の問題も大きく、ビッグクラブに戦力が集中するため、ミランバルサなどは、
さながら世界選抜チームのような、多国籍軍の超豪華メンバーが1年間一緒に戦う。
世界最高峰のプレーが見られるというメリットがある。
加えて、この大会には50年もの歴史と伝統の重みがある。


ただ、移籍問題というのは、地域に密着したチームスポーツとしてのサッカーの面白さを損なう
戦力の格差も拡大するし、金の問題でもあるし、ちょっと考えもの。
もっと純粋にサッカーを楽しみたいよね。


地上最大の祭典FIFAワールドカップは17日後に開幕する。