Recording

和歌山県みなべ町の、風変わりな町興しに起用されて話題になった「びんちょうタン」が、
テレビでやるというので、ちょっと見てみた。
いわゆる萌え記号的なデフォルメの強いキャラデザはどうかと思っていたが、
雰囲気作りには成功している。
って言うか、ほとんど環境ビデオ。
ストーリーらしいストーリーは無く、朝起きてご飯を食べるだけで10分かかっている。
山奥に一人で、ひたすら貧しく、ひたすら健気に暮らす日常を描いている。
とりあえず和んだ。


「Aパートが終わった」と思ったら次回予告が出て、次の番組が始まった。
知らずに30分間で録画していたが、どうやらこの枠は2作品で30分の番組らしい。
タイトルは「REC」。
流れで見てしまったが、これが凄かった。
あの「種死」最終回をも超える大ダメージ。


おそらく「オードリー・ヘプバーンの吹き替えをするのが夢という声優の純愛物語」
を描きたかったのではないかと思うのだが、
偶々通りがかった見知らぬ男女が初対面からベッドインするまでわずか10分足らずという、
ハリウッド映画もびっくりの糞ビッチぶり。
性描写があるわけではないので、こんな展開にする必然性が無い。
現実にはよくある話かもしれないが、描写が純愛路線そのものなので全く現実味が無い。
素人妄想の方がまだマシなくらいだ。
スタッフはオードリー・ヘプバーンとその声を当てている池田昌子に土下座して謝れと。
嫌いな番組は見なきゃいいだけなので普通はここに書かないけど、
これは記録的な駄作。