Southernmost Extreme

日本最南端の高校、八重山商工(沖縄)が、高校野球の秋季九州大会準優勝を果たし、
春の甲子園(選抜高校野球)への出場をほぼ確実とした。


大会までチェックしてなかったんで、石垣島から甲子園なんていきなりで驚いた。
野球部員が2人だった時代もあったという。
伊志嶺吉盛監督は高校の教員ではない。
11年前に少年野球「八島マリンズ」を立ち上げて全国制覇を成し遂げ、
選手達が中学生になると中学硬式野球八重山ニーズ」を立ち上げ、これも全国制覇。
そして高校でも、選手達の入った八重山商工に石垣市の委託業務職員として監督に就任。
2年目、県大会ベスト4、九州会準優勝とギリギリながら実力で甲子園出場を果たした。


伝説的と言うか神懸かってると言うか、こんなドラマチックな話が他にあるだろうか?
凄い監督もいたもんだ。
野球ができるだけでも奇跡的という環境の中でこれはあり得ない。
元エースで3番の金城長靖、今大会やっと肩の故障から復帰したエースで4番の大嶺裕太。
もういかにも汗と涙と友情のドラマがありそうじゃないか。
これちょっと誰か映画化か漫画化かしてくれ。
ここまで来ると何か「紫紺の優勝旗を」みたいな変な期待をしちゃうけど、
実力が抜きん出ているというわけでもないので、まずは1勝から。1勝から。