Koto the Europe

大相撲、関脇の琴欧州が12日目まで無敗で突き進み、
このまま優勝すれば、貴花田(現・貴乃花)と朝青龍の持つ、
初優勝最短記録の23場所を大きく更新する18場所目での初優勝という、
大記録を打ち立てる事になる。


琴欧州勝紀はブルガリア出身の22歳。
2m4cmという曙並の巨漢ながら142kgと無駄な肉が無く筋骨隆々で、
幼い頃からアマレスをやっていて身のこなしも抜群。(顔も精悍で男前)
幕入りも史上最短の11場所。
いや凄い力士が現れたもんだと思っていたが、案の定、あっと言う間に関脇まで昇進した。
関脇昇進最短記録も小錦の14場所に次ぐ17場所で、栃東と並んで2位だ)


今日勝てば優勝というその相手は、5場所連続優勝中と無敵の横綱朝青龍
今場所も2敗で琴欧州を追っている。
自身の6連覇と横綱の意地を懸けた大一番となった。
これで琴欧州が勝ったら、あの貴花田VS千代の富士のような伝説となっただろうけど、
残念ながら負けてしまった。
横綱が勝ったのに座布団飛んでたし。
しかし、朝青龍の底力はさすが。
突っ張りはやはり強いが、琴欧州に背後を取られてもうダメかと思った次の瞬間、
身を翻してかわすという敏捷性が凄かった。


まあ、あと2日あるので、大記録を記す瞬間が見られる可能性は高い。