Grandmother’s Clock

祖母の百日忌のために帰郷する。
遺品の整理などはだいぶ前に終えていて、相続関係もだいたいは済んでいる。
祖母のつけていた家計簿は数十冊も残っていて、去年までの分は書棚に保管しているが、
今年の分からは、続きを母がつける事になっている。
家計簿は亡くなる前日までつけられていた。
メモ欄には新聞の「わが友に贈る」が毎日書き記されていた。
最後の「わが友に贈る」を見て、先生のこの言葉に安心して、
今世の使命を果たし終えたのではないかと思った。


「わが友に贈る」7.19
 広布に尽くした
 福徳は無量
 子々孫々まで
 万全な繁栄の道が
 後継の育成を!